くどう珈琲は「昭和の香り、令和の味」をテーマに、自家焙煎の一杯を届けています。 今回は、店主自身の体験をもとにした クラシック(昭和から親しまれてきた豆) と ストロング(平成以降に人気を集めた豆) の2分類で、味の違いや魅力をお話しします。
クラシック ― 昭和から愛されてきた味
- コロンビア:軽い酸味と香り。昔に比べて香り・味わいが格段に良くなり、コスパに優れた豆。
- ブラジル:酸味は少なく、ナッツのような香ばしさ。コーヒーらしい風味が魅力。甘みも増してきています。
- グァテマラ:コモディティ豆は酸味控えめでコクと軽い苦味。飲みごたえを求める方におすすめ。
クラシックと呼ぶのは、昭和の時代から多くの人に親しまれてきた定番豆だから。 焙煎技術の向上で味は格段に美味しくなりましたが、その香りや雰囲気はどこか懐かしく、昔を思い出させてくれます。
ストロング ― 平成以降に広がった深みの世界
- タンザニア(キリマンジャロ):深煎りでは苦味系に。冷めると酸味が顔を出し、爽快感も楽しめます。アイスでもおすすめ。
- マンデリン:店主が最も感動した豆。酸味と苦味のバランスが秀逸で、当店一番人気。深めの焙煎で香りが際立ちます。
- ケニア:コクと苦味がしっかりあり、1杯で満足感。マンデリンがウイスキーなら、ケニアはブランデーのような存在感。
ストロングは、まさに平成以降に広まった「新しい味の探求」。力強さと個性を求める方におすすめです。
くどう珈琲ストーリー
店主が初めてドリップコーヒーを飲んでから、40年以上が経ちました。 昭和の頃は「モカ派」「キリマン派」と言われ、ブルーマウンテンは高嶺の花。 札幌で器具を買い揃え、試行錯誤しながら味を追い求めてきた日々が、今の「くどう珈琲」につながっています。
時代とともに豆の品質や焙煎技術は向上し、「美味しい」の基準も変化しました。 けれども、一杯のコーヒーに込められた物語や感動は、今も昔も変わりません。
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